みなさま、こんにちは。ことねオーボエ教室関西の高崎です。

今日はおすすめの基礎練習を2つ紹介したいと思います。

時間がなくてもできる基礎練習ですので、ぜひやってみてくださいね!

ロングローン

ロングトーンは基礎練習として有名(?)ですよね。

ですが、ただ長〜く伸ばすだけでは時間がもったいないです!

ぜひ、ロングトーンにクレッシェンドとでデクレッシェンドを追加してみてください!

オーボエは他の楽器に比べると小さな音とデクレッシェンドが苦手なので、あえてできるだけ小さな音から始めて4拍かけてだんだん大きくし、4拍かけてだんだん小さくしていきましょう。

それが難しいようであれば、リードや楽器を見直してみると良いでしょう。

支えやアンブシュアももちろん大切ですが、それらに囚われすぎると変な癖がついてしまいますので注意が必要です。

上記の楽譜では♩=60で8拍吹いて、4拍休んで…を繰り返すので、ひとつの音で12秒かかることになります。

最低音のシ♭から第3オクターブのファまでやったとしても全部で32音なので、32音×12秒=384秒=6分24秒で終わってしまいます!(笑)

余裕ができたら吹く時間を8拍→12拍→16拍と伸ばしてみましょう。

スケール

スケールはもちろん指の練習にもなりますし、音程感を身につけるためにもとても有効な練習です。

よく吹奏楽部ではB♭、F、E♭、Cなど限られた調しか練習しないことが多いようですが、できればもちろん全12調練習するのがベストです。

スケールの練習はいろんな方法(楽譜)がありますが、私は下記のような楽譜で練習しています。最低音から最高音まで吹いて根音に戻ってくるようにするのがおすすめです!

そして、余裕があれば短調も練習してみましょう!

短調には旋律的短音階と和声的短音階がありますので、どちらもぜひ挑戦してみてくださいね。

慣れないうちはとても難しいですが、曲にもどんどん活かすことができるので、チャレンジする価値アリです!

まとめ:基礎練習は意味を考えて取り組みましょう!

今回は基礎練習について書いてみました。

基礎練習が大事なのは言うまでもないですが、ロングトーンが大事だからと同じ音をただ伸ばすだけでは時間がもったいないですよ!

なぜこの練習をしているのか、この基礎練習はどんな意味があるのか、などを考えながら基礎練習すると、同じ練習内容でもその効果は全然違うと思います。

ぜひ意味のある基礎練習にしていきましょう!

ことねオーボエ教室関西
高崎 雅紀