みなさま、こんにちは。ことねオーボエ教室関西の高崎です。

今日のテーマは「リードで大事なことは…」と題しまして、リードにおいての大事なチェックポイントについてお話ししたいと思います。

ズバリ、それは”開き”

リードにおいて大事なのは”開き具合”です。

同じリードでも、開きが大きくなると口に負担がかかってしまい、すぐにバテてしまいますし、開きがなくなってしまうと息が入らなくなり、大きな音が出なくなり低い音も出しにくくなります。

湿り具合で開きが変わる

リードを吹く前に水に浸けると思いますが、水に浸け過ぎるとリードの開きがグッと大きくなります。

また、パキパキに乾いている時にはぺっちゃんこのリードなどもありますよね。

ずっと吹かずに放置されたリードは、あり得ないほど開いてしまうこともあります(笑)

「このリードは本番用にとっておこう!」と思っておいていたリードをいざ使おう!と思ったら、バカっと開いてしまっていて使えない…なんてこともありますね…

開きの調整方法

指でぺっちゃんこのリードを開こうとしたり、開いているリードを閉じようとしたりすることもあるかと思いますが、力を加えることでリードを割ってしまわないように注意しましょう。

特に開こうとリードを横からぐっと押さえると簡単にパキッと割れてしまいます。

閉じる時も開く時もリードを湿らしてから行うようにしましょう。

そして、閉じる時は削ってある部分を優しく押さえるようにしてください。根本を潰そうとすると硬いために割れてしまいます。

開きたい時は針金を巻くのが有効です。針金を巻くのも慣れが必要ですが、リードを自作しない方でも針金は便利ですので、ぜひ針金とペンチは持っておくと良いと思いますよ。

まとめ:吹く時はリードの開きをチェック✔︎

同じリードでも開き具合で吹き心地がかなり変わるので、吹く時には開きをチェックするようにしましょう。

また、自分にあった開き具合を見つけるととても良いと思います。同じ開き具合をキープしながら演奏できると良いですね。

古くなったリードは特にぺちゃんこになりやすく、開きの変化が大きいので注意が必要です。すぐに潰れてしまう場合はそのリードの寿命…かもしれませんね(悲)

ぜひ、リードの開きに目を向けてみてくださいね!

ことねオーボエ教室関西
高崎 雅紀