みなさま、こんにちは!ことねオーボエ教室の高崎です。

今日のテーマは「高音域の吹き方」です。主に第2オクターブ音域の吹き方について、解説していきます!

第2オクターブ音域で起こりがちなこと

まず、第2オクターブ音域を吹く時に起こりがちなことを挙げてみます。

・音程が下がる
・逆に音程が上がる
・音が細くなる
・発音できない

それでは、ひとつひとつ解説&対策を考えていきましょう!

音程が下がる

音程が下がるのは、ズバリ!!リードの問題です!

リードの開きがあり過ぎる場合、クローが鳴りすぎて倍音が多過ぎる場合などに起こりやすいです。

よく第2オクターブ音域は音程がぶら下がりやすい、と言われますが、それは確かにその通りです。ですが、だからと言って下がるのを無理に上げて吹くのはよくありません。

楽に吹いて音程がバッチリとれるようなリードを使いましょう!

逆に音程が上がる

これはレッスンをさせていただいている中で、多くの生徒さまで起きる問題でした。これの原因は、「第2オクターブ音域は音程が下がるもの」と思って、逆に音程を上げすぎることにありました。

ですので、生徒さまには「普通に吹きましょう!」とアドバイスしています(何ともざっくりとしていますが…)。

確かに第2オクターブ音域は音程が下がりやすいのですが、思い込みすぎている方が多いのも事実ですね。

音が細くなる

実際のところ、第2オクターブ音域はある程度音が細くなるものです。

ですが、音程が下がりやすいために噛んで音程を上げてしまうと、さらに音質が悪くなってしまいます。

こちらも音程が必要以上(?)に下がるリードは使わないようにすることである程度解消できます。

また、第2オクターブ音域は息が入りにくいのですが、そこにあえて息をしっかりと入れていくことで響きのある音になっていきます。

例えばビブラートを活用すると、息が入りやすくなるのでおすすめです。音程が変わらないように注意しましょう。

発音できない

比較的高音域は発音がしやすいのですが、発音がしにくいということは、やはり必要以上に噛んでしまってリードが振動しにくくなっていることが原因と思われます。

必要以上に噛むことのないリードを選びましょう!

結論:リードの問題

というわけで、第2オクターブ音域は主にリードの影響が大きいという結論となりました。

もちろんどの音域においても、リードが重要なことは間違いありませんが、特に影響が出やすい音域であると言えます。

ですので、リードのチェックを行う時は、第2オクターブの音域でもチェックすることを忘れないようにしてくださいね!

ことねオーボエ教室関西
高崎 雅紀