みなさま、こんにちは！ことねオーボエ教室関西の高崎です。
かなり私事ではありますが、この度リードメイキングマシンを購入しました。購入してまだ日が浅く、使いこなすまでにはまだまだ時間がかかりそうですが、そのような状態でも「とても便利なシロモノだ！」と感じています。
そこで今日は、リードメイキングマシンを導入して感じたことをみなさまにお伝えします！（メイキングマシンの魅力をお伝えしたいのではありません！）
メイキングマシンによって解消された悩み
オーボエという楽器は、楽器の調整、リード、奏法…などなど悩み事が多い楽器ではないでしょうか。
他の楽器でももちろん奏法や技術など悩みポイントがあるのは当然のことです。しかし、オーボエはそれに加えてリードが上手くいかなったり、楽器の調整がすぐに狂ってしまったりと、悩みがさらに尽きない楽器だと思います。
今回、リードメイキングマシンを購入したことにより、私はかなりリードに対する不安やめんどくささが解消されました。なぜもっと早く取り入れなかったのか…と後悔するほどです（笑）ですが、マシンが高価であったり、マシンにもデメリットがあることをずっと感じていたので、私にとっては今がマシンを購入するタイミングだったんだな、と感じていることも正直なところです。
ここで私が言いたいのは、「メイキングマシンは必ず持っておくべき！！」…ということではなく、「メイキングマシンを取り入れることによってリードの悩みが解消されるということがとても大事」ということです。まわりくどい言い方になってしまいましたね。
私は今まで手削りでリードを作成していました。自分のリードも生徒さまのリードも全て1本ずつ時間をかけてリードナイフで作っていたわけですが、長い時間と労力をかけて作ったリードが全然使えない！ということもしばしば。そんな時はやるせない気分になります。
メイキングマシンは高価ですが、使用することでリードに対するストレスがかなり減りました。これからもっと使いこなせるようになれば、さらにリードに対する負担が軽減されるはず！と期待しているわけですが、この「ストレスが減った」というところがとても大事なんです。
楽器を演奏するにはリードが必須ですが、そのリードの準備に割く時間や労力が減ったおかげで、練習に集中できたり、他のことに使える時間も増えました。お金はもちろんかかりましたが、その対価として時間を手に入れたわけですね。
ちなみにもちろん手削りにもメリットはあり、材料に合わせて細かく削り方を調整できるというのが良いところですね。メイキングマシンだとどのリードも同じように削れるので、材料の選別がかなり重要な要素になります。同じように削れるからといって、同じようなリードができるわけではないのです！
リードだけに限らず、例えばオーボエは他の管楽器に比べて楽器本体の調整が狂いやすいのですが、それによって調子を崩したりスランプに陥ってしまうことがよくあります。生徒さまの中にも楽器の調整が狂っているにもかかわらず、ご自身の問題だと思い込み、吹けない負のスパイラルにハマっている方がよくいらっしゃいます。
そんな負のスパイラルにハマらないためには、やはり楽器を定期的に調整してもらうことです。ちょっとの時間と費用で、とても楽しく安らかなオーボエライフを過ごすことができるようになります。
お金と時間と労力とオーボエ
このように、ストレスの多い（中には何もストレスを感じずオーボエを吹かれている方も大勢いらっしゃるでしょう）楽器と向き合う時に、お金や時間でストレスを解消でき、楽しくオーボエを吹けるなら、それくらいの代償（というほど大袈裟なものではないと思いますが笑）なんて痛くも痒くもないわ！と感じた次第です。
もし今あなたがオーボエに関して何かで悩んでいらっしゃるなら、一歩踏み出してみてください。
例えば、リードで悩んでいるのであれば、自作している方はメイキングマシンを使ってみる（いきなり買わず、借りてみるなど）、購入している方は今はとても良いリードが売られていますので、いろんなリードを試してみたり、先生に選んでもらう、などが良いでしょう。
奏法で悩んでいるなら、ぜひ直接プロに質問してみてください。今の世の中は便利なものでSNSなどいろんな媒体でいろんな方にすぐに直接質問できますよね。また教室の体験レッスンなども多く開講されています（ぜひ当教室でご受講くださいね！！）
楽器で悩んでいるなら、楽器屋さんですぐにみてもらいましょう。意外と調整で解決できることも多いです。「ここの音程が気になる」「音の抜けが悪い」など、もし楽器で悩んでいることがあれば楽器屋さんでリペアマンに直接なんでも聞いてみましょう！
…と長くなってしまいましたが、何にせよみなさまが素敵なオーボエライフを過ごせるようになることを全力で祈っています！！
