教室のレッスンとは離れますが…

もう早いもので5月になりましたね。どこの学校でも部活動の仮入部・体験入部が始まり、そろそろ本入部になる時期ではないでしょうか。

私も先日お世話になっている学校にお邪魔し、仮入部の様子を拝見いたしました。進級した部員たちの熱い勧誘、そして初々しい新入生の姿を見ることができ、「この感じ、懐かしい!」と思い出に浸っておりました(笑)

昨今の新型コロナウイルスの影響で、吹奏楽部は一箇所に集まって合奏ができなかったり、そもそも楽器を演奏することが制限されている部活も多いと思います。そのような状況の中で、多くの新入生が仮入部で吹奏楽部を選んでくれていることが非常に嬉しく、ぜひそのまま部員となり、一緒に音楽できるようになれば良いなあと心から感じました。

新型コロナウイルスの蔓延で、吹奏楽器の飛沫による感染の可能性がとても心配されていました。そこで多くのオーケストラが飛沫の実験をし、管楽器の多くで飛沫が少なく、演奏することによる感染の可能性が限りなく低いことが証明されています。

イベントの収容人数の制限があったり、無観客での実施を求められたりしますが、実際にはオーケストラや吹奏楽、少人数のアンサンブルコンサートなどでは、演奏者がお客様に向かってお話し続けることはもちろんなく(短いMCなどはありますが)、お客様も演奏中はお話をせずに演奏を聴いていらっしゃいます。なので、もちろんマスクやアルコール消毒などの配慮は必要だと思いますが、クラシックのコンサートでは感染の可能性は極めて低いのではないか、と感じています。もちろん人が集まる以上、感染の危険性がゼロではありませんが、それはこの世界中のどんなところでも同じことです。

変異株の流行があり、まだまだこの先どのようになっていくのか見えません。ですが、この新入生たちがなんの障害もなく、青春の部活動を通して、楽しく音楽をしてほしいですし、多くのことを学んでほしいなあと感じた1日でした。

各地の吹奏楽部で、多くの新入生が吹奏楽部員として一歩踏み出せますように♪