みなさま、こんにちは!

私はオーボエを吹いていて、「正しいアンブシュアとは何なのか」を考えることがよくあります。

アンブシュアに関しては、口がバテる、唇がうまく巻けないなど、悩みを抱えている方も多いのではないかと思います。

これまで多くの生徒様のレッスンをさせていただきましたが、アンブシュアに悩む方、まったく悩み知らずの方(羨ましい!)、本当に様々でした。

その中で私が感じたことは、「アンブシュアには正解がない」ということです。

それだと悩んでいる方に申し訳ないのですが、人それぞれ歯並びや顎の大きさ、唇の厚さなどの違いがありますので、「このアンブシュアが正解だ」ということは一概に言えないのが現実かなと思います。

しかし、アンブシュアを形成するうえで、やってはいけないことというのは存在します。

まず、リードを噛むということ。そして、リードを深くくわえないということです(もちろん浅すぎもよくありません)。

この2つさえ意識すれば、その人に合ったアンブシュアが自然に形成されていくのではないか、と思うわけです。

 

アンブシュアというのは見た目だけでは判断できない部分もあります。

アンブシュアの見た目は違うかもしれませんが、同じくらい唇を巻いているかもしれませんし、吹いている時の口の中は見ることができませんので、あくまで”イメージ頼み”になってしまうところがあります。

しかし、この”イメージ頼み”というのがミソではないかと最近感じているのです。具体的な状況(唇の巻き具合、唇の寄せ方、筋力の使い方など)に多少の差はあれど、イメージしているものが同じであれば、過程はどうであれその結果に到達できるのではないかと思っています。

そのイメージを掴むことがまた難しいことではありますが、それを皆さまが瞬時に、そして的確にキャッチできるような文言を日々探しております(笑)

 

楽器を演奏するうえでは(楽器に限らずですが)、悩みというのは尽きないもの。ですが、悩むということは成長しようとしている証だと思いますので、もし今何かに悩んでいる方がいらっしゃったら、前向きに捉えてほしいなあと思います。

ぜひ一緒に壁を乗り越えて、どんどん成長していきましょう!