さて、前回の投稿に続きまして、今回は音楽大学のデメリットについてみてみたいと思います。

良いところばかりお話ししても良くありませんよね(笑)

音楽大学のデメリット

とにかく学費が高い

音楽大学といえば、学費が高い…と真っ先に言われるほど、音楽大学の学費は他の大学に比べてかなり高額です。

だいたいの平均額は1年間で200万円ほど。ここにさらに初年度は入学金がかかります。

詳しく見てみると、学費には主に授業料と施設設備費(大学によって名称は異なりますが大体似たようなもの)があり、この2つが学費の大部分を占めています。

メリットのところでもお話ししましたが、音楽大学にはさまざまな施設があります。

練習室、ホール、スタジオ…

それらの施設を維持するためには費用がかかっても仕方のないこと…だとも思えますが、高いものは高い!(笑)

とにかく練習の日々

これは、音楽大学のデメリット、というわけではありませんが、たくさんの実技の授業があるため、その練習に追われるのは必至でしょう。

今まで吹奏楽部だった方は毎日練習三昧だったと思いますが、中学高校の吹奏楽部と音楽大学の違うところは、1曲に費やす時間です。

例えば、夏の吹奏楽コンクールでは、半年ほど同じ曲を練習すると思いますが、音楽大学ではほぼそういうことはないと思います。

やる曲の数が多く、譜読みに追われ、また個人の実技レッスンの曲もさらわないといけない…学期末には実家試験もあり…

バイトもできないくらい、練習の日々になるのは間違いないと思います(笑)

それが苦と感じるかどうかはもちろん別問題です。

練習するため、上達するために音楽大学に行くわけなので、練習しない、なんてことはありませんしね(笑)

環境を活かせたら学費は高くない!?

改めて、音楽大学のメリット・デメリットを考えてみましたが、音楽を学びたい人にとってデメリットはないのではないか、と感じました。

もちろん学費が高いことは否めません。しかし、その分、大学の施設を有効活用すれば良い話だと思います。

毎日練習しないといけないかもしれませんが、毎日練習できる環境、と考えることもできます。

また、奨学金もありますし、私立大学では、大学独自の奨学金や給付金、学費免除制度なども多くあります。

音楽大学(芸術大学)出身の私が思うのは、“音楽を勉強したいけど、学費が高いから無理”という理由では、音楽大学進学を諦めてほしくない、ということです。

ですが、学費を出してくれるのは親御さまだと思いますので、ぜひたくさん相談して、納得のいく大学受験にしてほしいと思います!