みなさん、こんにちは!
暖かくなったと思ったら、またまた寒い日が続いていますね。もう3月も半ば、季節は春のはずなのですが…
コートももういらないなあと思ったのですが、また引っ張り出してきてしまいました(笑)
タンポから大洪水
そんな寒い日が続くと、困るのが楽器の水問題ですよね。
私の楽器も最近ひどいのですが、練習しているとすぐにどこかの音で「じゅびびび…」と水が出ている音がしてきます。
気温が低いのですぐ管体内で結露が起きてしまい、それがタンポから出てくるために発生してしまいます。
対策
そうならないためには、まずは水が溜まらないようにあらかじめ対策するのが大事です。
対策としては、
①楽器屋さんでタンポのお掃除、水が溜まらない加工をしてもらう
②こまめにスワブで管体内の水分を取り除く
です。
①楽器屋さんでタンポのお掃除、水が溜まらない加工をしてもらう
楽器屋さんで、水がよく溜まることを相談すれば、そのタンポの掃除をしてくれます。
タンポにゴミが溜まっていると、水が溜まりやすくなるので、お掃除をしてもらうだけでもだいぶマシになります。
さらに、撥水加工など水が溜まらないような加工をしてもらうとさらに水を寄せ付けなくなるので、効果は抜群です!笑
ただ、効果は永久ではないので、また切れてきたなと思ったら楽器屋さんで加工してもらうのが良いでしょう。
②こまめにスワブで管体内の水分を取り除く
楽器を演奏していると必ず内側には結露が発生します。
それがタンポに行き着くまでにスワブで水分を取り除くようにすると、もちろんタンポから水が出てくることはありません。
一度タンポに水が溜まってしまうと、完全に取り除くには結構手間と時間がかかってしまいます。
本番中に溜まってしまうとそれはそれは厄介なもので…
楽器を分解しなくても通せるスワブがあると便利ですね。
もし水が溜まってしまったら
対策について書きましたが、それでも水が溜まってしまうことはあると思います。
もし水が溜まってしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
①分解してお掃除
もし練習の合間などで時間があれば、まず楽器を分解しましょう。
そして水が溜まっているタンポにクリーニングペーパーを挟み、その他の穴という穴を全て塞いで、管体に息を吹き込みます。
そうすると、水が溜まったタンポからだけ空気が出るので、空気と一緒に溜まっている水が出てきます。
その後に、内側をスワブなどで綺麗にします。
そうすると楽器はおおよそ吹いていない状態に戻るので、水もなくなり安心です。
それでもすぐに溜まってしまったりするのですが…(笑)
②溜まったタンポのあたりをトントン
字だけ見ても「?」となってしまうと思いますが、もし分解して掃除をする時間がない(合奏中や本番中など)場合は、楽器を右手に持って、水が溜まったタンポのあたりを左手にトントンと当ててみると良いです。
これはあくまで応急処置的なことですが、トントンと軽い衝撃を与えることで、タンポに溜まって水が管体の内側に落ち、「じゅびびび〜」が解消できることが結構あります。
もちろんその後は、時間がある時にきちっとお掃除をしたほうが良いですが、時間がない時にはおすすめの方法です。
一番効果がないのは、水が溜まったタンポにクリーニングペーパーを挟む”だけ”を行なった場合です。
一見水がペーパーに吸収されて水が取れたような気がするのですが、タンポの内側の水分は全く取り切れず、結局は水が溜まった状態のままなんです。
なので、それをするなら、トントンと左手にあててあげるほうがより効果的と言えますよ!
冬は水との戦い
もう冬は終わって季節的には春なのですが、まだまだ寒い日は続きそうです。
息を吹き込む管楽器は水との戦いになるでしょう。
水が溜まってしまうと演奏できないだけでなく、気分も落ちてしまいますよね。
気持ちよく演奏、練習するためにも、水が溜まらないようにばっちり対策してみましょう!