先日、人生で初めての整体に行ってきました。
近所の整体院が初回無料とのことで、チラシを握りしめ(笑)行ってきたのですが、そこで整体師さんに言われたのは、背骨の歪みとストレートネック、そして猫背に巻き肩…という節々の不調オンパレードでした。
それぞれの程度はそんなに酷くはなかったのですが、やはり治した方が良いですね、ということでしばらく通うことに。
私自身はほとんど自覚がなかったのですが、写真を撮られて客観的に見てみると、確かに…!と思うことばかりでした。
演奏中の姿勢矯正はなかなか難しい
私の場合は、演奏している時の姿勢が悪いのが原因だと考えられます。
私は、オーボエを吹く時どうしても猫背気味になってしまいます。背筋を伸ばして演奏しようとすると、お腹の支えがわからなくなってしまい、息も吸いにくくなってしまうんです。
猫背から影響して、おそらく巻き肩にもなってしまっていると思いますし、縦に構える楽器の場合、右手と左手が同じところにこない(右手の親指で楽器を支えるので右手が遠くなり、左手が体に近い)ために背骨も歪んでしまっているんだと思います。
しかし、体の不調を治すために演奏の姿勢を変えると演奏に支障が出てしまうため、簡単に変えるわけにはいきません。
演奏しやすい姿勢というのは人それぞれなので、綺麗な姿勢で演奏できる方もいらっしゃると思うのですが、私はそうではなく…
となると、やはり大事なのは日頃のケアなんだと改めて感じました。
演奏家である前にひとりの人間として
演奏中の姿勢が悪いのは仕方ないとして、しかし生きていくには体の不調は取り除いていきたいものですので、そこで対策として出てくるのが整体だと思います。
演奏することでできてしまった体の不調を取り除いてもらって、普段の生活に困らないように体を調整してもらう…これがひとまず大事なんだなあ、と整体に初めて行ってみて痛感しました。
人の体も楽器と同じで、メンテナンスがとても重要ということですね。
楽器も絶対に調子が狂ってくるので、定期的なメンテナンスが重要で、自分の体も不調を感じずとも定期的にみてもらって不調を取り除いてもらうことを意識したいと思います。
リード作りのときの姿勢も要注意
さてさて、楽器演奏の時の姿勢について少しお話ししましたが、もう一つオーボエ吹きが気をつけたいのが、リードを作るときの姿勢です。
リード作りはすごい集中力で、また細かい作業が続くため、変な姿勢になっていたり、目を酷使してしまっていたり、気付かぬうちに体にダメージが…
私は昔、それこそすごい猫背で何時間もリードを削って、ふと気づくと体がバキバキ、腰もとても痛くなってしまい、その時は整骨院に駆け込みました。
その時はかなり症状が酷く、坐骨神経痛があり、ほぼヘルニア状態にまでなってしまったので、治すのが大変でした。
今では痛みはほとんどなく大丈夫なのですが、油断するとまたあの状態になりかねないので、みなさんもどうぞリードを作る時の姿勢にはご注意ください…!