みなさま、こんにちは!ことねオーボエ教室関西の高崎です。

だんだんと冬に近づいてきましたね。コートが手放せない季節になってきました。

みなさまも、体調崩されませんようお過ごしくださいね!

オーボエって実際のところ、難しいの??

さて、今回は「オーボエって難しいの?」というテーマでお話します。

よく「オーボエって難しいんでしょ?」と言われるのは事実で、ギネスブックに「世界一難しい木管楽器」として載ったこともあるそうです。

とは言え、どんな楽器でもスポーツでも極めるのは大変なことですし、オーボエだけが特別難しいということはないと思いますが、なぜオーボエはよく難しいと言われるのか、紐解いていきましょう。

オーボエの難しいポイント3つ

では、オーボエが難しいと言われる原因を解説していきましょう!

①楽器が複雑

まず、オーボエという楽器自体の構造が複雑ということが挙げられます。

複雑ということは、メンテナンスが大変ということになります。

他の木管楽器に比べても、オーボエには”調整ネジ”というネジがたくさんついています。この調整ネジは、締まり過ぎても緩過ぎても楽器が鳴らなくなります。見た目は壊れていなくても楽器が鳴らないということがよく起こってしまうのです。

なので、オーボエのメンテナンス・調整はとても技術のいる作業なのです。木管楽器のリペアはできてもオーボエはできない…という方もいるほど、オーボエの構造は複雑なんですね。

また、木管楽器ということでほとんどのオーボエの管体はグラナディラという黒い木でできています。クラリネットも同様ですが、木でできているために、気温や湿度の変化で管体が割れてしまうこともあります。

…とまあ、楽器の扱いが他の楽器に比べて大変なのです。

②リードに苦労する

オーボエを演奏するためになくてはならないものが、吹き口のリードです。楽器があってもリードがなければオーボエを演奏することはできません。

このリードというものがまた厄介な存在なのです…

リードはケーンという葦の一種でできており、その先端はおよそ0.06mmととても薄く、ちょっとしたことですぐに欠けたり割れたりしてしまいます。

また、植物なので管体と同じく気温や湿度の影響を受けてしまい、日々リードの状態は変化するので、昨日吹きやすかったリードが今日は吹きにくい…ということもよくあります。

なので、オーボエ奏者はリードのことを常に考えていると言っても過言ではないほど、リードについてかなり気を払わなくてはいけません…

逆に、良いリードがある時はとても心が穏やかかもしれませんが(笑)

③吹き方が特徴的

オーボエ奏者の映像を見てみると、変わったアンブシュア(口の形)をして演奏していますよね。

オーボエを演奏する時は上下の唇を巻き込み、その間にリードを挟んでその隙間に息を吹き込んで演奏をします。

そして、そのリードの隙間はおよそ1mmととても小さく、息を吹き込むのにはとても圧力が必要となります。

その他の吹奏楽器は演奏していると息が無くなってしんどくなりますが、オーボエの場合は息が余ってしんどい思いをすることになるのです。

まとめ

以上が「オーボエは難しい」と言われる所以だと思います。

よく、楽器の状態が良くない、リードもだめ…という状態で、無理をして演奏している方を見かけます。

そうすると、どうしてもオーボエはとてもしんどい難しい楽器だと感じてしまいますよね。

良い状態の楽器、自分に合った良いリードを手にすると、すぐに見違えるように演奏しやすくなることも本当によくあります。

楽しいオーボエライフを送るために、練習ももちろん大事ですが、ぜひ楽器とリードにもこだわってみてくださいね。

ことねオーボエ教室では、オーボエで悩んでいる方やリードにお困りの方、オーボエは難しそう…と始めるのを躊躇している方のお手伝いを全力でさせていただきます。

もっとレベルアップしたい!いろんな曲を演奏してみたい!など、ご自身のステップアップを目指している方にも、ぜひご受講いただけましたら幸いです。

まずはぜひ体験レッスンへお越しください。お待ちしております!

ことねオーボエ教室関西
高崎雅紀