みなさま、こんにちは!ことねオーボエ教室の高崎です。
今日は指の動き方について考えてみたいと思います。
指の動きと音は関係なさそうで、実はとても深く関わっているんです。ぜひこの機会に、ご自身の指の動きはどうなのか、観察してみてくださいね。
指の動きが音に与える影響
木管楽器は指でキーを押さえたり離したりすることで、音を変えていますよね。それはもちろんのことなのですが、実は指の動き方で音の”質”が変わるんです。
どういうことかと言うと、指を大きく動かすと音にアクセントがつき、音の変わり目もはっきりとします。
逆に指をそっと動かすと音の変わり目は少しぼやけ、滑らかな変化になります。
嘘のような本当の話なのです。
レガートで吹きたい時・ピアノで吹きたい時
レガートで吹きたい時は、滑らかに音のデコボコができるだけなくなる方が良いですよね。ですので、指も大きく動かさず、できるだけキーから離さないようにそっと動かしましょう。
アクセントで吹きたい時・はっきりと吹きたい時
指をはっきりと動かすと音にアクセントがつき、音のひとつひとつが目立って聞こえてきます。また音の立ち上がりがはっきりとします。
指に力が入らないように
レッスンをしていくなかで、とても指に力が入っている生徒さまも多くいらっしゃいます。
指に力が入ってしまうことで、より体も強張ってしまい、音も硬くなってしまいます。吹き終わった時には肩も凝って、体もだるくなってしまいますので、指は脱力するようにしましょう。
また、指に力が入っているとキーをグッと押さえてしまうことになり、楽器の調整も狂いやすくなります。
できるだけ楽器にもご自身の体にも負担がないようにしていきましょう!
キーを押さえていない指が重要
キーを押さえていない指がキーから離れてしまってはいませんか?
キーから指が離れてしまうと、やはり次にキーを押さえる時に動作が大きくなって時間がかかってしまいます。
速く動かすためにも、音が滑らかに移るためにも、指はキーからできる限り離さないようにしましょう。
キーを押さえている指よりも押さえていない指が重要なのです!
指と音の関係性に着目!
音を変えようと思うとリードや支えなどばかりに注目しがちですが、指もとっても重要なのです。
指が疎かになってはいませんか?
ぜひ今一度チェックしてみてくださいね!
ことねオーボエ教室関西
高崎 雅紀