みなさま、こんにちは!ことねオーボエ教室の高崎です。

あなたはオーボエ協奏曲と言えば、どんな曲を思い浮かべますか?

今日はオーボエ協奏曲として有名な3曲をご紹介したいと思います!私は勝手に三大オーボエ協奏曲と呼んでいます(笑)

三大オーボエ協奏曲

私の思う三大オーボエ協奏曲とは、

・W.A.モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調
・R.シュトラウス:オーボエ協奏曲 ニ長調
・B.マルティヌー:オーボエ協奏曲

以上の3曲です。

W.A.モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調

オーボエ協奏曲の中で、一番演奏頻度が高く有名な曲だと思います。オーケストラの入団オーディションでは必ず課題として出される曲ですので、オーボエ奏者にとっては、避けては通れない1曲となっています。

同じ作品番号のフルート協奏曲もあり、オーボエ協奏曲を編曲してフルート協奏曲を作ったと言われていますが、はっきりとはわかっていません。その逆とも言われています。

R.シュトラウス:オーボエ協奏曲 ニ長調

第二次世界大戦が終戦した1945年にリヒャルト・シュトラウスが作曲したオーボエ協奏曲で、オーボエの長い息が存分に活かされた曲です。

全3楽章ですが、1楽章から3楽章まで切れ目なく演奏されます。

コンクールの課題曲になることが多く、こちらも多くのオーボエ奏者に演奏される曲です。

1楽章はスラーの途切れない長いフレーズが特徴で、2楽章ではどこか懐かしさの感じる回想部分もあり、そこから3楽章に移ってからは一気に駆けていきます。

オーケストラにオーボエパートはありませんが、イングリッシュ・ホルンのパートだけがあることも特徴で、そのイングリッシュ・ホルンとオーボエ独奏とのアンサンブルも美しいです。

B.マルティヌー:オーボエ協奏曲

ボフスラフ・マルティヌーはチェコの作曲家で、前出のモーツァルトやシュトラウスに比べるとマイナーな作曲家かもしれませんが、交響曲をはじめ多くの曲を作曲しています。

中でも協奏曲はとりわけ多く、このオーボエ協奏曲は晩年に作曲されました。

オーボエと小オーケストラのための協奏曲とあるように、オーケストラは編成の大きくないものですが、ピアノが含まれていることが特徴的で、ピアノが大活躍します。

全体を通して技巧的で、カデンツァではよりオーボエの音域を最大限に活かした複雑なものとなっています。そのカデンツァは、2楽章に1つ、3楽章に2つありますが、3楽章の2つ目のカデンツァは後に追加されたものです。

他にもオーボエ協奏曲はまだまだあります!

今回は三大オーボエ協奏曲として、3つのオーボエ協奏曲を紹介いたしました。

オーボエをされる方であればぜひ一度は聞いてほしい曲ばかりです。どの曲もとても難しいですが、オーボエの音色をふんだんに活かしたとても魅力的な曲となっています。

他にもオーボエ協奏曲はありますので、「オーボエ協奏曲」でぜひ検索してみてくださいね♪

ことねオーボエ教室関西
高崎 雅紀