みなさま、こんにちは!ことねオーボエ教室の高崎です。
今日取り上げるのは「スワブ」です。楽器のお掃除に使うスワブですが、いくつか種類があるんです。
一つずつ解説していきましょう!
スワブの大前提!
スワブは必ず太い方から細い方へ通すようにしましょう。その方が通しやすく、詰まる心配が軽減されます。
また、使っているうちに毛羽立ってきますが、トーンホールにゴミが溜まる原因になりますので、毛羽立ってきたら新しいものと変えるようにしましょう。
そして、どうしても使っているうちに汚れてきますので、汚れてきたなあと感じたら洗うor買い替えのタイミングです!
貫通するタイプ
スワブにはまず、上管を貫通するタイプと貫通しないタイプがあります。
貫通するタイプは上管を通り抜けてしまうので、かなり細いスワブです。かなりコンパクトで貫通するので通しやすいというメリットがあります。
気をつけないといけないのは、途中で詰まってしまうと抜くのが大変だということです。何気なく通さず、しっかりとスワブがのびた状態で通るように気をつけましょう。
また、上管を貫通するので、下管にとっては少し細いかもしれません。内側の水分がしっかりと取り除けているかチェックしてくださいね。
貫通しないタイプ
貫通しないタイプは詰まる心配がありません(絶対に途中で止まるので)。それが貫通しないタイプのいいところです。
デメリットとしては、引き抜く時に重りがソケットを傷つける可能性があるということです。よく勢いよく引き抜く方を見かけます(重りがソケットのところでくるくると回る)が、あれはよくありません!引き抜く時はゆっくり、できるだけソケットに傷がつかないように注意しましょう。
羽の役割は?
スワブの代わりに羽を使う、という方もいらっしゃると思います。羽は水分を吸うことはなく散らすだけですので、練習中などは羽を使うことはとても有効(ローンホールに水が溜まりにくくなる)ですが、楽器をしまう時にはスワブを使って、水分をしっかりと取り除くようにした方が良いと思います。
スワブと羽は役割がまったく違う、ということを覚えていてくださいね。
スワブは必需品!
楽器を買ったらスワブが付いてくるメーカーがあるくらい、スワブというものは楽器にとって必要不可欠な道具です。木管楽器にとっては水分は大敵で、その水分を取り除くものですからね。
楽器を購入したら必ずスワブを用意してくださいね!そして、スワブは常に準備しておきましょう!
ことねオーボエ教室関西
高崎 雅紀