みなさま、こんにちは!ことねオーボエ教室の高崎です。
早いものでもうすぐ2020年も終わり…この1年はいつもとは違う大変な1年でしたね。今後もどうなるかわかりませんが…
とはいえ、前を向いて生きていくしかありませんね!オーボエを吹いていらっしゃるみなさんには、オーボエがみなさまの安らぎの時間になっていましたら嬉しいです。
年の瀬と言えば…?
さて、2020年も終わり…年の瀬と言えば、ベートーヴェンの交響曲第九番、通称”第九”ではないでしょうか?
さらに今年は、ベートーヴェンの生誕250年というアニバーサリーイヤーにあたります。多くの演奏会でベートーヴェンが取り上げられていましたね。
なぜ、”第九”?
では、なぜ年末には第九が演奏されるのでしょうか?
元々のきっかけはライプチヒのゲヴァントハウス管弦楽団が大晦日に第九を演奏したことがきっかけのようです。その後、日本のNHK交響楽団も大晦日に第九を演奏しそれがNHKラジオで放送されました。それにより”大晦日に第九”というのが広まったのだと思います。
また、第九は「合唱付き」という副題がついているように第4楽章では大人数の合唱も参加します。合唱団がチケットを売ることで楽団の収益にもなるため、それで年越しの費用を稼ごうとしたため、とも言われています。年末はいろいろと物入りですからね(笑)
YouTubeの第九動画♪
YouTubeに現在アップされている第九の動画をご紹介します。
先ほども登場したNHK交響楽団の演奏がこちら。
また、大阪城ホールで行われている「1万人の第九」というのがあります。大阪城ホールの完成が1983年末で、年末なら第九だろう、ということで始まったそうです。そんなに歴史があるとは私も知らず…
今年はコロナの影響でリモートになりましたが、佐渡裕さん指揮、兵庫芸術文化センター管弦楽団の演奏で実現しました。
第九で活気に溢れた年末年始を!
今年はベートーヴェンの生誕250年ということもあり、おそらく多くのオーケストラが特に年末は第九の演奏を予定していたことと思います。
しかし、新型コロナウイルスの影響で大人数で演奏することは難しくなり、第九のように合唱団が加わるような演奏会はさらに中止を余儀なくされたところが多かったのではないでしょうか。
その中でも少しずつ演奏会も再開され、万全の対策(合唱団がフェイスカバーをするなど)をして第九も演奏されるようになりました。
例年よりは演奏機会が少なくなってしまいましたが、やはり第九の持つ活気とパワーは凄まじいものです。「歓喜の歌」と呼ばれる4楽章はなおさら暗い世界に明るい一筋の光を灯すような希望の曲でもあります。
みなさんもぜひ第九を聞いて、パワー溢れる元気な年越しにしましょう♪
ことねオーボエ教室関西
高崎 雅紀