唐突ですが、最近ペンなどの持ち方を変えたんです。ずっと間違った持ち方をしていることは自分でもわかっていましたが、なかなか直せずにいました。そもそも直す必要もないかな、と考えていたのですが、やはりお箸やペンの持ち方は正しいきれいな持ち方の方が良いのではないかとふと思い、直すことに決めたんです。

きっかけとしては、私はずっと字を書いているととても手が痛くなってくるんです。悪い持ち方をしていることも理解しているし、このままではいけないなあ…と感じたんですね。

さて、思い立って正しい持ち方に直してみましたが、やはりすぐにはうまくいきませんよね。正しい持ち方のはずなのに、ひどい字しか書けないし、だんだんと持つ場所がズレてしまって書き続けられない…という状況でした。

なぜ正しい持ち方をしているのに、うまくいかないのか…それはやはり以前の持ち方の癖が残っているからです。この癖というのは持ち方もですが、指の力の入れ方も大きく違いました。

これまでの力の入れ方では、持つ場所がだんだんズレてしまい、正しい持ち方には適さない力の入れ方だったんですね。それを考えて力の入れ方も変えました。具体的には以前よりもかなり楽に力を抜いてペンを持つようにしました。

そうすると、少しずつではありますが正しい持ち方でも字をきれいに書けるようになってきました。意識しないと元の持ち方に戻ってしまいますが、それからはできるだけ正しい持ち方で字を書くようにしています。

なぜこの話をしたかというと、これはオーボエでも言えることだと思うのです。

アンブシュアや指の動きなど今までの癖がついていると思います。もしそれを「良くないなあ」と感じているのであれば、時間がかかっても正しいアンブシュアに直していくのが良いと思います。

例えば、アンブシュアで言えばやはり噛むことは良くないと言われています。噛むということはリードに対して上下に圧がかなりかかっており、口の筋力もかなり消耗してしまいます。これは良くない癖ですよね。

アンブシュアを直そうと思うと、絶対に以前よりも吹けなくなります。ですが、それを越えたら以前よりも楽に吹けるようになっているはず!そこを目指して気長に焦らずトレーニングしていきたいですよね。

以前よりも吹けなくなって本当に意味があるんだろうか…と感じる瞬間もあるでしょう。私も何度もありました。それを乗り越えてこそ、大きなステップアップが待っていますよ!!

…とお伝えしたかった故の、ペンの持ち方の件でした。緊急事態宣言が発令されている地域もありますが、ぜひ素敵なゴールデンウィークをお過ごしください!