みなさん、こんにちは!

日頃から学校のレッスンにお邪魔することが多いのですが、夏から秋にかけては吹奏楽コンクール、そして先日マーチングコンテストの全国大会が終わりました。

そして、今はアンサンブルコンテストに向けて取り組む学校が多いのではないでしょうか。

アンサンブルコンテストは今月に開催される地区が多いようです。年が明けてから支部大会が開催されるかと思います。

今のアンサンブルコンテスト

アンサンブルコンテストだけに限りませんが、最近は日本人作曲家の曲がとても多くなりました。また、フレキシブル編成の曲もよくみますね。

それによって、選曲の幅が広がったのは言うまでもないと思います。

同じ楽曲でも全然違う編成で演奏する学校があるので、そういった面白さもありますね。

もちろん以前から演奏されているような同属楽器によるアンサンブルやコンテスト定番の曲も演奏されますし、とても興味深いコンテストになってきたのでは、と感じています。

アンサンブルに取り組む意義

コンテストに出場する・しないに関係なく、少人数でアンサンブルに取り組むのはとても意味のあることだと私は思っています。

特に、アンサンブルコンテストでは指揮者がいないので、自分たちで音楽を進めて、作っていかなくてはいけません。

自分たちでテンポ感を共有したり、合図を出し合ったり。

普段の合奏よりも神経を使って、見て、聞いて…をしないといけない、と感じる人も多いのではないでしょうか。

ですが、それらは大人数の合奏でもとても生きることなんですね。

指揮者がいるからと指揮だけに合わせるのではなく、周りの音を聞いたり、奏者同士でアイコンタクトをとったりすることは合奏でもとても大切です。

この冬が成長の時

吹奏楽部にとってコンクールやコンテストが落ち着き、アンサンブルに取り組むこの時期が、一番成長する時期だと思っています。

3年生が引退して人数が減ってしまい、寂しくなってしまう時期でもありますが、先ほども書いたように今取り組んでいるアンサンブルは、奏者それぞれの自主性を磨くことになりますし、本番が少なくなった今こそ基礎から見つめ直すチャンスでもあります。

年が明けると、早速来年度の吹奏楽コンクールの課題曲が配られて、あっという間に新学年になってしまいます…!

冬の寒い時期で指が動かない!なんてこともあると思いますが、焦らず楽器も指も温めて、少しずつ技術も感性も磨いていきましょう♪