今年もこの季節がやってきました…そうです、梅雨です。

オーボエをしていなくても、ジメジメしたこの季節は苦手な方が多いと思いますが、オーボエをしているとリードが梅雨の湿度の影響を受けてしまうので、梅雨に対してさらに敏感になってしまいますね。。

湿度で変化するのは開き

湿度でリードに影響が出るのは、主に開きではないかと思います。

リードは大抵、乾いている時は閉じて、湿っている時は開く傾向にあります(新しいリードだと乾いた状態で、開きがMAXになるリードもよくありますが…)。

リードを水につけっぱなしにしていると、リードの開きはとんでもなく大きくなってしまいますよね。

湿度が高いと、空気中の水分をリードが吸収して、普段よりもリードの開きが出やすく、そのために音程がとりにくくなったり、重く感じられて口がバテやすかったりします。

開きを改めてチェック!

同じリード、同じ楽器、同じ人が吹いても、リードの開きが変わるだけで吹奏感はまるで違ってしまいます。

湿度が高いために開きの変化が大きくなってしまうので、吹く前にリードの開きを再チェックしてみてください。

水を含んで開きが出てしまっている場合は、削ってある部分(スクレープ)を指で押さえることで、ある程度開きを調整できますよ。

空調にも気をつけて

さて、湿度が高いこの季節ですが、屋内では空調が効いていて逆に乾燥していたり、場所によって湿度の変化が大きいことがあるので、その変化に対応するのも大変かと思います。

場所を移動すると室温、湿度が大幅に異なることがよくあるので、リードの様子をよく観察してみてくださいね。

家では良かったリードが会場ではまったく別物…なんてこともよくあります。

冬だと家でも会場でもどこへ行っても乾燥しているのですが、梅雨だと部屋は乾燥、お外はものすごい湿度、会場は空調が効きすぎて寒い!なんてこともあるかもしれません…

気にしすぎないのが一番

あれやこれやとお話ししましたが、一番いいのは気にしすぎないこと。

湿度が高いからどうだ、低いからどうだ…と気にしすぎると、湿度ばかりにとらわれてしまって、その変化に逆に振り回されてしまう可能性もあります。

梅雨の時期でなくてももちろん天気の変化はありますし、梅雨だからといって一喜一憂しないのが一番じゃないかなあと思う今日この頃です(今日も雨)。