2025年になって、もう2ヶ月近く経とうとしています。
寒い寒い冬から、少しずつ暖かい春になっていきますが、季節の変わり目というと…
そう、楽器の調整です。
以前のブログでもお話ししたと思いますが、基本的に楽器の調整は季節の変わり目におこなうことをお勧めしています。
オーボエは木でできているので、季節や気候の変化の影響を大きく受け、楽器のバランスが崩れやすいです。
ですので、季節が大きく変化するタイミングで調整に行くと良いですよ。
調整は定期的に
楽器の調子が悪くなってから楽器屋さんに駆け込む、のではなく、大きな変化を感じずとも定期的に調整に行くようにしておくのがよいです。
ですので、調整にいったら次回の予約をとってしまうのがベストですね。
3ヶ月ほど先になってしまいますが、そうすると気軽に楽器の定期メンテナンスができます。
行こう行こうと思っていても、なかなか行けないのが楽器の調整。
ぜひ調整してもらったら次回予約をとる、という流れを作ってみてください。
良い状態を知っておくのが大事
大きな問題が起こってから楽器を修理に出すのではなく、定期的な調整(=定期検診)をしてもらうと、楽器も長く良い状態で使うことができます。
オーボエはリードも大きく影響するので難しいこともありますが、定期検診を受けて良い状態を保ち、その状態を知っておくのはとても大事で、ちょっとした違和感にも敏感になれます。
楽器というのは知らず知らずのうちに調整が崩れて、演奏が難しい状態になってしまうので、それに気づかず演奏し続けると、不調に陥りやすいです。
それを避けるためにも、楽器の状態に敏感になって不調に気づけると、負のスパイラルにはまらずに演奏を楽しむことができます。
それでも起こる楽器の不調
どれだけ丁寧に調整してもらって、自分自身がこまめにチェックしていたとしても、やはり楽器の突発的な故障は起こる時には起きてしまうものです。
割れだったり、タンポが外れてしまったり、キーが曲がってしまったり…
そんな時には、すぐに楽器屋さんで直してもらいましょう。
定期検診をお願いしていると、リペアの方が楽器の状態を把握していることもありますので、調整がスムーズにうまく進むことがあります。
冬を越しても注意したい、割れ
最後に、割れについてお話しします。
木管楽器にとっては切り離せない管体の割れですが、一般的に割れやすいと言われる冬が終わろうとしていますが、やはり常日頃から気をつけておきたいですね。
しかし、どれだけ気をつけていても割れる時は割れます…(割れを発見した時のショックといったら…!)
使われている木材の性質によって、割れやすい楽器、割れにくい楽器というのはどうしても存在しますので、割れたら仕方ないと割り切って、修理へ。
勘違いしないでいただきたいのは、[割れる木材=良くない木材]では”ない”ということです。
割れやすい木材の方が、吹奏感が好みの方もいらっしゃるので、そこはまったく別の問題なんです。
ご自身の愛用機、ぜひ長く使うためにも定期的なメンテナンスをぜひ!
予約していない方はいますぐ予約してくださいね〜!