販売されているリードは大半が葦という植物でできていますが、オーボエ界もいろいろと革新がありまして、記憶しているのは10年ほど前にレジェールという樹脂製のリードが流行り、2年ほど前にアンビポリリードという樹脂と通常のリードのハイブリッドのようなリードが話題となりました。

レジェールはリード全体が樹脂でできているのに対して、アンビポリリードは通常のリードの葦の部分がアンビポリマーという樹脂で、それを普通のチューブにつけて使います。

レジェールに比べるとチューブを交換できるので、個人に合わせやすいという特徴がありますね。

葦アレルギー対策として

今回、私の生徒さんが葦アレルギーかも、ということで樹脂リードに着目するきっかけになりました。

1本の値段だけを見ると、葦リードに比べてレジェールは7倍ほど、アンビポリリードは4〜6倍の値段がする(販売店舗によります)ので、これまではなかなか手が出しにくかったのですが、それで葦よりも何倍も長持ちするのであればコスパはいいのかも…と思い、今さらながら購入を検討しています(買ってないんかーい)。

すぐに購入してみたいのですが、個体差があるということで通販でポチっとするには少し勇気がいる値段なので、購入前に試奏してみたいところですね。

それぞれのリードのメリット・デメリット

葦のリードで大変なのは、まず作るのに時間がかかること。そして、吹いているとへたって使い物にならなくなること。

樹脂リードはそれらを一気に解決してくれます。

ただ、やはりプラス面だけではなく、まず値段が高い。そして葦よりも音色の乏しさなどのマイナス面が挙げられます。

私はどちらかというとリードを作るのが面倒だと感じるタイプなので、私にとってはハマれば樹脂リードはとても便利だと思っていますので、今度試奏しに行きたいと思います。

試奏、購入したらまた改めてレビューします!