みなさま、こんにちは!ことねオーボエ教室関西の高崎です。

楽器を演奏する上で必要不可欠な技術、タンギングについてお話したいと思います。

タンギングとは

タンギングは舌を使った音の出し方の技術の一種で、音の出るきっかけを作ったり、音を区切る技術です。

楽器でなくても、「トゥートゥー」などのタ行やその他ナ行などを発音する時には自然にタンギングをしています。

オーボエを演奏するにあたって、タンギングという技術はとても大事なので、いま一度確認してみましょう。

オーボエにおけるタンギング

オーボエは他の楽器に比べ、発音が難しい楽器と言われています。

それはなぜかというと、オーボエはリードを振動させるために速く細い息が必要となるので、息のスピードが遅いと音が鳴らず、逆に速すぎると音が爆発してしまい、調整が難しいからだと思います。

リードが発音しにくいとタンギングをつい強くしてしまい、発音がキツくなりがちです。

良いリードを使うのはもちろんですが、舌の使い方にもポイントがあります。

舌の動きに注目!

普段生活している中で、自分の舌の動きに注目することは少ないと思います。というかほぼないでしょう(笑)

ですが、楽器を演奏するうえで舌の動きはとても重要なので、自分が演奏している時にどのように舌が動いているのか、どういう舌の動きでタンギングをするとどのような音になるのか、じっくりと観察する必要があります。

演奏している時、もちろん周りの人はあなたの口の中がどのようになっているかわかりません。だからこそ自分自身で注意しなければならないのです。

ポイント

舌の動きはできるだけ小さくするように注意しましょう。

速く大きく動かすことは誰でもできますが、ゆっくり小さく動かすことは意識しないとできません(意識せずにできる方ももちろんいると思いますが)。

リードから離れすぎないようにするのがポイントですよ!

速くタンギングするためには

それは継続して練習することが大事です。

タンギングはいきなり速くできるようにはなりません。地道に少しずつ練習するテンポを上げていくようにしましょう。

どうしても速くできない!…という方は、”ダブルタンギング”をぜひ習得してください。

タンギングには、

●シングル・タンギング
●ダブル・タンギング
●トリプル・タンギング

以上の3種類があります。

基本の「トゥトゥトゥ(ttt)」はシングル、「トゥクトゥク (tk-tk)」はダブル、「トゥクトゥトゥクトゥ(tkt-tkt)」はトリプル・タンギングということになります。

トリプル・タンギングは「tkt-tkt」の他に「ttk-ttk」など人によってやり方が異なります。

オーボエは口の中にリードが入っているので、ダブルやトリプルタンギングは難しいですが、練習すればできるようになりますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

まとめ:タンギングはとても重要な技術!

タンギングはとても大切な技術の一つなので、ぜひ継続して練習するようにしてくださいね。

得意・不得意はもちろんあるので、シングル・タンギングがどうしても遅いならダブル・タンギングを早めに習得するようにすると、どんなに速いタンギングが出てきても安心ですよ!

それでは、また次回お会いしましょう!

ことねオーボエ教室関西
高崎 雅紀