お仕事をされている方にはもう少し先のお話になると思いますが、ほとんどの学校で終業式があり、冬休みに突入したようです。
夏休みに比べるともちろん日数は少ないわけですが、せっかく練習にも時間が多く割くことができる冬休み、より時間を上手く使って練習を進めて欲しいと思います!
アンサンブルコンテスト
学校の吹奏楽部では、アンサンブルコンテストやソロコンテストの時期に入ってきました。
アンサンブルコンテスト、通称”アンコン”ではいろんな学校からいろんな編成での参加がありますよね。最近では「フレキシブル・アンサンブル」といって、いろんな楽器の組み合わせで演奏可能な曲が多く作曲されています。
小編成の部活でもアンサンブルが組みやすくなり、よりアンコンに参加しやすくなったのではないでしょうか。
普段の合奏もアンサンブルの集まりな訳ですが、どうしても指揮者の先生の棒に頼りがちになっています。指揮に全てを合わせるのではなく、周りの音を聞いたり、スコアを見て違う楽器の動きを理解したりして、まずは演奏するメンバー同士で合わせる=アンサンブルすることが大事です。
アンコンの練習をいざ始めてみると、普段周りの音が聞けていないこと、指揮に頼りすぎなことがあらわになることも。
吹奏楽はアンサンブルの集合体。もっとアンテナを張って、お互いに合わせることに注力してみましょう!
ソロコンテスト
そして、アンコンの次に始まるのがソロコンテスト、通称”ソロコン”です。
どうしても合奏だと一人一人の演奏が埋もれがちになってしまいますが、ソロコンでは自分一人(+ピアノ)の舞台になるので、隠れることができません。
自分の実力を知る良い機会ですので、ぜひ多くの方にチャレンジしてほしいなあと思っています。
結果より過程
アンコンもソロコンもコンテストである以上演奏に対して結果がついてしまう訳ですが、結果よりもそれらにチャレンジ、取り組む過程が本当に大事です。
いつもの合奏より少人数で曲を完成させないといけないので、技術アップはもちろん、一人ひとりの責任感も増します。
大人数で合奏した時に、かけ算的に演奏のパワーが増えるよう、一人ひとりが自分の演奏に責任を持ち、日々取り組めると良いですね!
アンコンは出場団体数に制限がある場合がありますが、部内で開催するなど工夫を凝らした部活動も多いようです。
ぜひ、結果にこだわりすぎず、自身の成長のために中学1年生でもアンコンやソロコンに取り組んでみてほしいと思います!