タイトルを見て「気になる!」と思われた方は、かなりのオーボエ通かも?しれませんね!

なんじゃそりゃ?と思われた方も、ぜひ最後までお付き合いください!(笑)

エクステンションとは?

イングリッシュホルンのB♭エクステンションとは、イングリッシュホルンに付ける延長管のことです。

オーボエは最低音がB♭であるのに対して、イングリッシュホルンは大体の楽器が運指のB(実音E)なのですが、曲によって半音低いB♭(実音E♭)が出てくる場合があり、その時に下管とベルの間にこのエクステンションを足すことで最低音を半音下げることができます。

もともとLowB♭仕様のイングリッシュホルンもあり、その場合はオーボエと同じようにLowB♭キーもついていますが、LowB仕様のイングリッシュホルンにはLowB♭キーがついていないため、エクステンションをつけるとE♭が鳴らせるようになる代わりに、Eが鳴らせなくなります。

エクステンションは必要?

あるかないかで言うと、もちろんある方が演奏の幅は広がりますが、もちろん楽器のお値段も変わってきますし、明らかにLowBの楽器の方が多く出回っているので、LowB♭の楽器を探すとなると結構大変だと思いますし、あまり選べないことになります。

ですので、私は無理にLowB♭の楽器を買う必要はないと思っています。

LowB♭が出てくる曲もとても限られるので、LowBの楽器を購入して、必要であればエクステンションを後で購入することもできますし、最近では3Dプリンターでエクステンションを作成した、なんていう投稿もSNSで拝見しましした(すごい!)。

もちろん、イングリッシュホルンを探すタイミングで、良いLowB♭の楽器があれば、候補に入れるのはとても良いと思いますよ。イングリッシュホルンのご購入を考えていらっしゃる方の参考になりましたら嬉しいです!