みなさま、こんにちは!ことねオーボエ教室の高崎です。

オーボエを練習していると、だんだん右手が痛くなってくる方はいらっしゃいませんんか?

日々レッスンをさせていただいていると、「練習していると右手が痛いくなってきて、持つのもしんどい」といったご相談を受けることが結構あります。

今回はその原因と対処法について解説したいと思います。

右手が痛くなる原因

原因①楽器が重い

前提として…右手が痛くなるのは当然です。

なぜなら、楽器は重たく、それを支えているのが右手親指だけだからです。

原因②続けて練習しすぎ

先ほども書いた通り、右手が痛くなるのは当然のことなので、絶対に無理をしないようにしましょう。

右手が痛いとわかっているのにそのまま練習をし続けて無理をしていると、腱鞘炎になることもあります。

原因③楽器を持つ角度

楽器を持つ角度が不自然だと右手親指の負担が大きくなることがあります。

あくまで自然な姿勢、自然な腕の角度で演奏するようにしましょう。

対処法

さてここからは具体的な対処法です。

対処法①慣れる

右手が痛い、右手が痛い、とおっしゃっていた生徒さまが、いつの間にか「右手が痛い」と言わなくなった、ということはよくあります。

これは練習を続けているうちに、楽器の重さになれ、右手も強くなってくるからです。

対処法②ストラップをつける

どうしても楽器が重くて辛い、という方はストラップを使うこともできます。

サムレスト(親指にかけるところ)にストラップのフックがかけられるようになっている楽器もありますし、そうでなくても使用できるストラップも売られています。

首から楽器を吊すことで、右手親指の負担を軽減することができます。ただ、演奏しているときの動きの自由度が下がってしまいますので、少し窮屈に感じる方もいるかもしれません。

対処法③サムレストの位置を動かす

サムレストの位置が自分の手とあっていない可能性もあります。

サムレストが自分で調節できる場合は、色々と動かして自分にあった位置を探してみましょう。

可動式でないサムレストの場合は、コルクをサムレストに貼って調節することもできますので、試してみるのも良いと思います。

まとめ:無理をせず、慣れていきましょう

右手親指は痛くなるものです。だからと言って無理をしないようにしましょう。

痛いと感じたら、少し楽器を置いて休むようにして、右手親指に無理をさせすぎないように!

少しずつ楽器の重さにも慣れていきますし、右手親指も強くなってきます(私の指で比べると、断然右手親指が左手親指よりも太くなっています)。

無理をするのは絶対によくありません!それだけは必ず覚えておいてくださいね!

ことねオーボエ教室関西
高崎 雅紀