みなさま、こんにちは!ことねオーボエ教室の高崎です。
今日はオーボエの仲間の楽器をご紹介します。
オーボエの仲間
オーボエの仲間は、使用頻度の多い順で、
イングリッシュ・ホルン
オーボエ・ダモーレ
ウインナー・オーボエ
バロック・オーボエ
ヘッケルフォーン
バス・オーボエ
オーボエ・ミュゼット
などがあります。
イングリッシュ・ホルン
別名コール・アングレともいいます。オーボエよりも完全5度低いF管で記譜のドの音を吹くとファが鳴ります。
オーケストラでも大活躍の楽器で、オーボエ奏者が持ち替えて演奏します。
ベルの形が特徴的で、オーボエよりも柔らかい牧歌的な音がします。
オーボエ・ダモーレ
オーボエよりも短3度低いA管の楽器で、形はイングリッシュ・ホルンと似ています。
ラヴェル作曲の「ボレロ」ではソロがありますし、バッハはオーボエ・ダモーレ協奏曲をたくさん作曲しています。
ウインナー・オーボエ
使っている方はかなり少ないですが、その名の通りウイーン・フィルハーモニー管弦楽団などのウィーン近郊のオーボエが使用しています。
形が特徴的で、新年のウィーン・フィルのニューイヤーコンサートなどで見ることができますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
バロック・オーボエ
こちらもその名の通り、バロック音楽で使われるオーボエです。
現在のコンセルヴァトワール式のオーボエよりもキーも極端に少なく、管体に開いた穴を直接指で塞いで演奏します。
ヘッケルフォーン
オーボエより1オクターブ低い楽器でかなり大きな楽器です。
使用頻度はかなり少なく、R.シュトラウスの「アルプス交響曲」などでしか使用されません。
リードはほぼファゴットのものと同じものを使います。
管体が楓で茶色いので、見た目もオーボエとはかなり異なります。
バス・オーボエ
こちらもオーボエより1オクターブ低い楽器で、使用頻度はほとんどありません。ホルストの「惑星」くらいでしょうか。
見た目はヘッケルフォーンよりもオーボエに近く、ちょうどオーボエを2倍の長さにしたものという感じですね。
オーボエ・ミュゼット
最後に紹介するのはオーボエ・ミュゼットです。
オーボエよりも短3度高い楽器で、見た目はほぼオーボエを小さくしたものです。使用頻度はほとんどありません。
まとめ:オーボエの仲間の音も聞いてみてくださいね
オーボエの仲間について紹介いたしました。
仲間と言っても全然音も異なりますし、それぞれ特徴があります。
気になる楽器があった方は、ぜひYouTubeなどで検索してみてくださいね!
ことねオーボエ教室関西
高崎 雅紀