みなさま、こんにちは!

先日、私は自分の楽器が割れてしまいましたので修理に行ったのですが、みなさんは楽器の割れは大丈夫でしょうか?

なんだか最近不調だなあ、と思ったら楽器が割れていた!ということもしばしば。

練習終わりには楽器のチェックをして、割れがないか調べてみてくださいね。

今日は以前リペアの方に伺った”割れについて”のお話をしたいと思います。

割れは防げる?防げない?

実は、私は今まで購入してきた楽器、全て割れを経験しています。

それは扱いがひどいからなんじゃ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。

こまめに内側の水分をとったり、吹く前には手で管体を温めたりするなど、対策はきちっとやっています。

それでも気がついたら割れている…ということがよくあります。

じゃあなぜ割れてしまうのか…それはリペアマンさん曰く、材木の性質(性格といった方が良いかも?)だそうです。

どんなに丁寧に扱って割れに注意していたとしても割れる楽器は割れるし、どんなに適当に扱っても割れない楽器は割れない、ということです。

極端な話、管体を水に浸けてそのまま放置しても割れる木は割れるし、割れない木は割れないそうです。

なので、どれだけ注意しても割れてしまったのであれば、それはその楽器(材木)がそういう性格の木だった、というだけの話で、持ち主の不注意や扱いに問題があった、ということではないのです(もちろん丁寧に扱うに越したことはありませんよ!)。

そして、ここで大切なのが「割れやすい木=粗悪な木」ではないということです。

割れるからこの楽器の材質は良くないんだ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんがそれは全く違っていて、例えば割れやすい繊細な楽器だからこそ良い音が出る、ということもありえるということですね。

ここは個人の吹奏感の音色の好みの話になってくるので、割れる楽器が良い・悪いという単純な話ではなく、簡単に結論づけることはできませんが…

もちろん割れない方が…

長々と書いてしまいましたが、もちろん割れない方が精神衛生上良い、というのは間違いないかなとは思います。

本番当日に割れてしまったら、演奏どころではなくなってしまいますよね(割れの程度にもよります)。

割れは楽器屋さんでとてもきれいに修理してくれますので、割れたからといってその楽器がもう使えないということはありません。

割れないことに越したことはありませんが、割れてしまったとしてもあまり悲観的になりすぎず、ご自身の大切な楽器と向き合っていけるといいなと思っています。