みなさま、こんにちは!ことねオーボエ教室の高崎です。
楽器を演奏していると、体が自然に動くことってありますよね。実は、体の動きが演奏に与える影響はかなり大きなものなのですよ!
今日はそんな演奏している時の体の動きに注目してみたいと思います。
演奏している時、体はなぜ動く?
そもそも体の動きは頭の中の音やメロディーのイメージとリンクしていると私は思います。なので、体が動くことは自然なことで、音を表現しようとしている現れではないでしょうか。
では、その動きがどのように演奏に影響を与えるのかを考えていきましょう!
動けば良い、というわけではない
動きが演奏と合っていれば、演奏の表現がさらに倍増してお客さんに伝わりますし、動きを意識することで演奏自体にアクセントをつけたり、レガートで吹いたりすることができるんです。
しかし、動きが演奏と合っていなければ、演奏はむしろ違和感の連続となってしまいます。いくら演奏自体が良くても、演奏者の姿を見ると演奏と動きがチグハグとしてしまって、逆効果になることもよくあります。
体の動きを味方に
体の動きが大事ということはご理解いただけたのではないでしょうか。生徒さまの中にも、「こう表現したい!」と思っているのに、それと動きが一致しておらず、知らず知らずのうちに、自分自身の体の動きによって演奏が邪魔されていることもよくあります。
すなわち、音だけに注目せず、動きを意識するだけでまったく違う良い演奏になることがあるということですね。動きを意識するだけで音自体も変わりますし、見た目とも一致して相乗効果でさらに演奏が良くなります。
どのように演奏したいか、を考えて、どのように動くと効果的なのか、を客観的に考えてみると良いかもしれません。
あまり矯正された動きは良くないと思います(それこそ違和感があります)。なので、あくまで自然体で自然なイメージ、自然な動きを!鏡で見てみたり、動画を撮って見てみると良いと思いますよ!
体が脱力、自由に動けるように
では、体を動かして演奏してみよう!と思っても、体に力が入っていては動くことが出来ませんよね。
まずは、体の脱力から始めてみましょう!歩きながら吹いたり、肩を動かしながら吹いたり、演奏する時に余計なところに力が入っていないか確認してみてください。
必要なところはお腹の支えとアンブシュアだけです。それ以外は脱力しましょう。それだけで演奏することが少し楽になるはずです。
楽に良い演奏ができるように、体にも目を向けて練習してみてくださいね!
ことねオーボエ教室関西
高崎 雅紀