みなさま、こんにちは!
ついに2022年も残すところ12月のみとなりました。
あと1ヶ月、全力で駆け抜けていきたいですねー!
12月といえば…
日本で12月といえば、ベートーヴェンの”第九”ですよね。
”第九”というのは、ベートーヴェンが作曲した交響曲第9番のことで、「合唱付き」と呼ばれることもあります。
ベートーヴェンが作曲した9つの交響曲の中で、合唱が入っているのはこの第9番だけです。
12月に入ると日本全国で第九が演奏されるようになりますが、実はこの現象は日本だけなんです。
なぜ年末は第九?
きっかけは第二次世界大戦後の1947年の12月に現在のNHK交響楽団が3日連続で第九を演奏したことのようです。
第九は合唱付きなので、舞台に上がる人数がオーケストラだけの演奏会に比べてはるかに多くなります。
そうすると出演者の家族などが会場に足を運ぶことになり、チケットの売れ行きもとても伸びたようです。
年末年始というのはお金が何かとかかってしまうもの。新しい年を迎えるにあたって、第九を演奏することで収入をアップしよう、という考えが広まったとも言われています。
第4楽章の歓喜のうた
そして、第九の中で一番有名なのが第4楽章の”歓喜の歌”です。
まさに合唱が登場する部分で、4人のソリスト(ソプラノ、アルト、テノール、バス)も大活躍します。
逆にいうと、それまで歌は登場しません。なので、演奏会で4楽章だけ演奏する場合も時々ありますね。
合唱団やソリストは4楽章まで舞台上で待機しているので、それはそれで眠くならないように大変かも?しれません(ソリストは楽章間で舞台上に登場することもあります)。
ぜひお近くのホールの演奏会へ
いろんなホールで第九の演奏会が開催されています。
プロのオーケストラももちろんですが、アマチュアの楽団も多く第九を演奏する12月。
ぜひお近くのホールで第九が演奏されていないか調べてみてくださいね。
日本ならではの、”年末の第九”を聞いて、年の瀬を耳で感じてみましょう〜♪
(第九はオーボエも大活躍の交響曲です!!)