みなさま、こんにちは!
今日着目したいのは、ご自身の『舌』についてです。
舌はタンギングの時に使いますよね。ですが、舌の役割はただタンギングをするだけではありません。 口の中の舌のあり方によって、演奏にはかなり影響があるんです。
吹いている時の舌の位置
オーボエを吹いている時、舌はどこにありますか?舌の先端はどこに触れていますか?
普段の生活の中で自分の舌のことなんて意識しませんよね?喋りながら、「この音を発音する時は舌がここに付いて…」と考えながら話す人はいないと思います。
しかし、楽器を吹く時には舌の位置がとても重要なのです。舌は、奥に引かず下の前歯の裏、または巻いた下唇に常に当たっているように意識してみましょう。歌手の方を見てみると、舌が口の底(?)にありますよね。それと同じと思っていただいて良いと思います。
そうすることで息がスムーズに流れるようになります。
舌の動かし方
舌の位置も重要ですが、舌の動かし方も重要です。
舌を大きく動かすと発音も大きく強くなります。逆に舌を小さく動かすと発音は鈍くなります。すなわち舌の動き方が音(特に発音)に与える影響はとても大きいものなのです。
どんな動きをするとどんな発音になるのか、研究してみてくださいね。
舌に着目して音のバリエーションを
舌によって音が変わる、というお話でした。
いろんな舌の動きを試して欲しいですが、強く舌を動かさないとリードが反応してくれないのであれば、やはりそれはリードが合っていません。舌の動きに注目すると、リードに求めるクオリティも上がってくるんです。
ぜひ、舌に着目して、発音や音色のバリエーションを増やしていきましょう!