みなさん、こんにちは!

みなさんは普段どんなエチュードに取り組んでいますか?

オーボエのためのエチュードはたくさんあり、ヒンケ、ヴィーデマン、フェルリンク、サルビアーニ…などなどいろんなものがあります。

そこで今回は、一番有名?なヒンケについて書きたいと思います。

ヒンケは最初に取り組む?

オーボエのエチュードの中では、最初に取り組むものとしてヒンケを挙げる方が多いと思います。

しかし、個人的にはオーボエを始めて間もない方が、最初からヒンケに取り組むのは、結構ハードルが高いと思っています。

ヒンケは確かにビギナーのためのエチュードという位置付けではあるのですが、初めのページからいきなり難しい…

調号もついていますし、替え指も割と序盤に登場します。

これから運指を覚えよう、という方にとっては、いきなり楽譜を吹かなくてはいけませんし、そうなるとなかなか進まなくてモチベーションが下がってしまうんですね。

なので、これからオーボエを始めます!という方は、いきなりヒンケではなく、まずを運指を覚えることやリードだけの練習、そして簡単な音階が吹けるようになってから取り組むのをお勧めしています。

ヒンケはビギナーだけのものではない

また、ヒンケは何回も繰り返し使うのもおすすめです。

というのも、ヒンケはエチュードの中では簡単なものではあると思いますが、本質的なことがたくさん込められていて、それらに集中して取り組むことができるからです。

例えば、最初の方に出てくるレガートの練習。

レガートで吹くことはオーボエにとって結構難しいことです。

間に違う音が入ってしまったり、音が切れてしまったり、オーボエを吹いていると経験することがありますよね。

ヒンケでは楽譜が簡単だからこそ、息の入れ方や指の動かし方など基礎的な奏法に目を向けて練習に取り組むことができます。

なので、吹けたから終わり!ではなく、繰り返し繰り返し取り組むことで、ヒンケの効果が十分に生きてくると思いますよ。

なんのためにエチュードに取り組むのか

エチュードというと練習曲のことですが、それぞれの曲がどいういう意図や目的を持った練習曲なのか考えながら取り組むと効果倍増です。

なんとなく音符を追って、楽譜通り吹けたから次に…というのでは少し勿体無い気がしてしまいます。

ぜひ、なんのためにこの練習曲は書かれているのか、どこを気をつけたら良いのか考えながら練習してみてください。

そして、曲の練習をしている時に、難しいなあとか苦手だなあと感じるところがあれば、ヒンケを引っ張り出して該当する練習曲をゆっくり復習してみましょう。

特に、タンギングの単元のところで、ダブルタンギングの練習に取り組むことはお勧めです!

 

オーボエ奏者のためのエチュード、ヒンケ。

今取り組んでいらっしゃる方は、ぜひ焦らず丁寧に進めていただいて、その効果を実感しながらモチベーションをぐぐっと上げて練習していきましょう!

そして、じゃあヒンケの前には具体的に何をどうやって練習したらいいのかな?と思われた方は、ぜひ体験レッスンへお越しください。

普段の練習方法やウォームアップの方法、そしていざヒンケを始めてからの進め方など、お伝えさせていただきます!

お気軽に体験レッスンにお申し込みください!講師一同お待ちしております!