みなさま、こんにちは。ことねオーボエ教室関西の高崎です。

今日はリードと水の関係性について考えていきたいと思います。

よく聞かれる質問

よく生徒さまから、

「リードはどのくらいの時間水に浸けると良いですか?」

と聞かれることがあります。

結論から申し上げると、絶対に水に浸けすぎないように気をつけましょう。

水入れにずーっとリードを突っ込んだまま、というのはよくありません。リードの繊維内(道管)に水が染み込んでしまうと、リードの吹き心地がかなり変化してしまいます。

また、水を含みすぎるとリードは開きを帯びてしまい、口に負担がかかってしまうので良くありません。

以上から、リードは水に浸けすぎないように注意しましょう。

具体的には水に浸けて、すぐに取り出して置いておくのが良いと思います。水入れの中に放置しないように気をつけてくださいね。

ちなみに私の場合…

私はできるだけリードを水に浸けずに演奏するようにしています。

それはなぜかというと、オーケストラの曲では休みなど吹いていない時間が長く、たっぷり休んだ後にいきなり演奏しないといけない場面が多いからです。

できるだけ乾いた状態でも音が鳴るようなリードが望ましいのではないかと考えています。

まとめ:水は大事だが天敵にもなりうる!

リードにとって水はとても大事な要素だと思います。

ですが、浸けすぎ(含みすぎ)はリードにとってよくありません。

何事も適度が重要ですね(笑)やりすぎはいけません。

また、やはり個人差がありますので、自分はこのくらいの時間水に浸けるのが良いという時間を見つけるのが良いと思います。

毎回適当な時間にならないように、時間を決めてしまうのが良いでしょう(例えば5分、など)。

毎回浸ける時間が異なると、リードの状態も毎回違ってしまうことになりますので、できるだけ毎回条件を揃えて、リードの状態も揃うようにしていきましょう。

それでもリードは植物なのでどんどん変化していきますが、それは仕方のないことです。オーボエ奏者の宿命ですね(笑)

リードを選ぶ際にも、水に浸ける時間を決めて選ぶようにすると良いと思います。

リードに関する問題、悩みは山積みですね。ですが、それはプロ奏者でも同じです。

レッスンではリードに関するご相談もお気軽にしていただけます。なんでもご相談くださいね!

ことねオーボエ教室関西
高崎 雅紀