みなさま、こんにちは!

私も含め講師はレッスンの他、生徒様にお手製リードも販売しています。楽器屋さんで買うよりもお買い得に、そしてご自身にあったリードをチョイス・調整させていただきますので、ぜひご利用いただけますと幸いです。

…と、生徒様に自分のリードをお渡しすることは多いのですが、リードをお渡しするとすぐに楽器につけて吹こうとする方が多いです!新しいリードを手に、すぐ楽器で音を鳴らしてみたい気持ちはとてもわかるのですが、新しいリードを手にした時は、まずリードの状態を把握するためにもリードだけでしっかりと音出しをすることをお勧めしています。急いで楽器につける必要は全くありません!

普段の音出しもですが、リードだけで音を出すことはとっっっっても大切です。オーボエという楽器はリードが鳴れば楽器も鳴る楽器なわけですが、逆に言えばリードが鳴らなければいくら頑張っても楽器が鳴ることはありません。

ですので、新しいリードの時も焦らず、まずはリードだけでぜひ音出しをしてみてくださいね!

 

リードというのは植物で出来ていますので、使っているうちにどんどん変化していきます。

放置していればだんだん鳴りにくく(重く)なっていきますし、使い続ければだんだんヘタってきて使い物にならなくなります。もちろんあえておいておくことで、リードを落ち着かせることもありますし、しっかり息を吹き込むことでリードを慣れさせることもあります。

そこがリード楽器の大変なところであり、面白いところでもありますね。音出しで少し吹いただけではリードの本質は分かりにくいですし、ちょろっと吹いて良い感触だったリードは、すでに鳴りのピークを迎えていてすぐに使い物にならない場合もあります。

うーん、難しい!(笑)

  

結論、リードだけの音出しというのは、リードの性質を知るのにもとても大事ですし、自分好みのリードに近づけるためにもとても重要な工程と思っていただけると良いかなと思います。

リードは同じものは2つとありません。しかしリードに自分の吹き方を都度合わせていては自分の奏法が安定しないですし、吹きやすいリードを見失ってしまいます。リードだけで練習せず、楽器にすぐにつけてしまうと、よりリードを見失いやすくなると私は思っています。

オーボエ吹きにとってリードは必要不可欠。そのリードとうまく付き合っていくために、リードだけの練習時間を大事にして、リードの感触をばっちりとらえられるようにしましょう!