みなさま、こんにちは!ことねオーボエ教室関西の高崎です。

今日のテーマは「楽器を吹く時の姿勢」です。

皆さんはどのような姿勢で楽器を演奏していますか?

姿勢の重要性

自分自身が気づかないうちに体に力が入っていたり、変な姿勢になっていたり、意外に自分の姿勢の癖には気づきにくいものです。

姿勢が良くなると演奏も変わりますし、見た目もグッと良くなることもありますので、ご自身でチェックしてみましょう。

しかし大前提として、体のつくり(骨や筋肉など)は人によってかなり異なりますので、自分に合った姿勢を見つけるようにしてくださいね。

押さえるべき3つのポイント

姿勢を意識するうえで、押さえたいポイントは3つあります。

それは、

①息が十分に吸えるか
②支えを意識できるか
③無駄な力が入っていないか

以上の3つです。

息が十分に吸える姿勢でなければ演奏することはできませんし、支えが意識できない姿勢であれば支えはどんどん上に上がってしまいます。そして無駄な力が入ってしまうと肩こりなどの原因にもなります。

それでは、具体的にみていきましょう!

楽器を自分の方へ

時々、楽器の方に顔がいっていて不自然な姿勢で演奏している方がいます。

やはりそれでは自然な息も吸えませんし、体に力が入ってしまいます。そうすると肩こりなどの原因にもなります。

必ず楽器を自分の方へ持ってくるようにしましょう。

胸を張りすぎない

一般的には胸を張っている姿勢が良いとされていますが、楽器を演奏する時は胸を張りすぎると、深く息が吸えません。

猫背になるのは良くありませんが、深く息が吸えるポイントを探してみましょう。

そして、私の場合はですが、胸を張ると支えが意識しにくくなります。

腕は自然な角度で

腕は体に引っ付いたり、逆に肘が上に上がり過ぎたりしない自然な角度で演奏するようにしましょう。

腕の角度が変だと指の動きにも影響してきます。

よく、「楽器を演奏する時は脇にたまご1個」という表現もしますよね。まさしくその通りで、脇は締めすぎず開きすぎず適度が一番です。

まとめ:自分にあった姿勢を見つけましょう

基本的に押さえたいポイントについて解説しました。

ですが、最初にも書いた通り、人によって骨格や筋肉の量・つき方はそれぞれ異なります。

アンブシュアと同じで、やはり個人差があるものなので、無理に直したり変える必要はないと思いますが、例えば「体が疲れる」や「すごく力が入ってしまう」など、違和感がある場合は見直してみるのが良いでしょう。

また、自分の吹いている時の姿を客観的に見てみるのも大事です。録画してみたり、鏡で見てみるといろんな発見や気づきがあるかもしれません。

ぜひ試してみてくださいね!

ことねオーボエ教室関西
高崎 雅紀